わたしのおしりは規格外?友人からの相談への回答
こんにちは、yeni ディレクターの九冨 里絵(くとみ りえ)です。
デザイン性を重視したランジェリー、補正下着などジャンルを問わず、多くのブラジャーやショーツは着用時の身体の美しさと締め付けなどの着心地のバランスが大変重視されます。
色や装飾という上物のデザインへのこだわりだけで下着をつくることはできません。
生地やゴムの伸び率、ホックの数、カップのつくり、細部にまで計算が必要です。
下着を作り始めた時、難しく感じたのは心躍るデザインと機能性の両立でした。無理な締め付けを我慢することなく、デザインを妥協することなく、一番好きな自分でいることができる、心地良い下着を目指しました。
このコラムではブランドディレクターの目線で「ランジェリーという装飾品」であり「アンダーウエアという消耗品」でもあるyeniの下着づくりの哲学についてお話しできればと思います。
今回はDEBUT COLLECTIONのショーツのサイズ展開についてです。
友人からの相談「わたしショーツはMサイズでも布が余る感じがあるんだけど、変かな?」
下着の仕事をしていると、友人から下着についての相談をしてもらえることが多いのですが、先日ある友人とお茶としているときに「わたしショーツはMサイズでも布が余る感じがあるんだけど、変かな?」と聞かれる機会がありました。
友人は身長165cmくらい。どちらかというと痩せ型ですが、極端に細い骨格ではありません。お洋服はMサイズ、ブラジャーもアンダーバスト70-75cmくらいだそうです。
平均的なサイズのはずなのにショーツだけ布が余ることがあって、すごく困っている訳ではないけれど、不思議に思っているという相談でした。
ショーツの布が余る人は実は...
バストのサイズが人それぞれなように、骨盤の幅やお尻の厚み、肉の付き方も人それぞれ。
サイズのお話をさせていただくとき、骨盤幅のような平面のサイズについて考えていらっしゃる方は多い印象ですが、身体の厚みの差は忘れられがちかもしれません。
友人の話を詳しく聞いていくうちに「おしりにあまりお肉がついていなくてMサイズで想定されている厚みよりおしりの厚みが薄いのかも?」という答えに行きつきました。
余っている部分はいつもおしりの下部や足回りだということだったので、ウエストや腰回りはMサイズが合う可能性もありましたが、yeniのSサイズをおすすめしてみたところ、生地が余らずに履くことができたと喜んでくれました。
Mサイズで違和感を感じていた方は是非yeniのSサイズを試してほしい
ショーツのサイズ展開はM、Lサイズのみとすることが多いのですが、yeniではS / M / L / LLの4サイズ展開でヒップ82〜105cmまでカバーしています。
特にSサイズの展開はめずらしく、Mサイズはゆるく感じるという方に是非お試しいただきたいです。
バストのサイズが人それぞれなように、骨盤の幅やお尻の厚みも人それぞれ。
「ボトムに引っ張られてショーツが落ちてしまうことがある」「ヒップ側の生地が余って隙間ができてしまうことが多い」もしかしたら骨盤の幅やお尻の厚みがショーツと合っていないのかも...?
Mサイズで違和感を感じていたという方は是非yeniのSサイズショーツをお試しください。
上下のサイズが全く異なることも多々あります、コンプレックスに感じないで
上で書いた友人のように基本的にはMサイズだけどおしりの厚みが薄い体型の方もいらっしゃれば、例えば上半身は華奢で洋服はSサイズけど、おしりはしっかり横幅も厚みもあってLサイズという方もいらっしゃり、身体つきのバランスも人それぞれです。
販売されている洋服や下着のサイズが合いづらいとなんとなく「わたしの体型って変なのかな?」「おしりが大きすぎるのかな?」とひとりで不安になることもあると思います。
ただ、最近はバストが大きい人向けや背が低い人向け、高い人向けのアパレルブランドもできていたり、大手ブランドでも洋服も下着もサイズ展開がかなり豊富になっています。ゆっくり落ち着いて探せば、合うものが見つかることもあると思うので、あまり不安に感じずにおしゃれを楽しんでいただきたいなと思います。
yeniも「私のサイズは展開がないかも...」と思いながら、オンラインショップのURLをクリックするお客様ができるだけ少なくなるように思いを込めてリブランディングを行いました。
ブラジャーはアンダーバスト65〜90cm、A〜HカップまでをカバーするM2〜LL3の9サイズ展開でスタートし、サイズ展開は今後も増やしていく予定です。
私たちは誰もが自分らしく、その日の気分と着る洋服に合わせて下着を選ぶ自由をサポートしていきます。
yeni(イェニ)との出会いで、毎日を少しでも穏やかに、ポジティブに、笑顔で頑張れる人が増えるように祈っています。
前回のコラム
ブラとショーツをバイカラーで楽しむコーディネートを紹介
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