ファッションに合わせたランジェリー選び
こんにちは、yeni ディレクターの九冨 里絵(くとみ りえ)です。
デザイン性を重視したランジェリー、補正下着などジャンルを問わず、多くのブラジャーやショーツは着用時の身体の美しさと締め付けなどの着心地のバランスが大変重視されます。
色や装飾という上物のデザインへのこだわりだけで下着をつくることはできません。
生地やゴムの伸び率、ホックの数、カップのつくり、細部にまで計算が必要です。
下着を作り始めた時、難しく感じたのは心躍るデザインと機能性の両立でした。無理な締め付けを我慢することなく、デザインを妥協することなく、一番好きな自分でいることができる、心地良い下着を目指しました。
このコラムではブランドディレクターの目線で「ランジェリーという装飾品」であり「アンダーウエアという消耗品」でもあるyeniの下着づくりの哲学についてお話しできればと思います。
今回は「ファッションに合わせたランジェリー選び」についてお話ししたいと思います。
ブラジャーでバストは変えられる、その日の洋服に合わせて自分好みのバストに変身しよう
先日のコラム『ファッションのための下着、ファッションとしての下着』でも触れましたが、ブラジャーは下着の中ではファンデーションとカテゴライズされ、洋服の下に着て身体のラインを整える役割を果たしています。
例えば、バストトップの位置を高くすることにより若々しい印象を与えたり、バストを中央によせることにより、身体のラインをすっきりと見せることができます。
ブラジャーは何枚くらい持っていますか?という質問をよくいただきます。耐久性の観点ではコラム『下着の買い替え時期について』に書いた通りなのですが、ファッションを楽しむという観点では形やパッドの厚みを変えて、数枚持っていてもいいかもしれません。
その日のファッションに合わせたブラジャー選び
yeniのノンワイヤーブラは前中心が深いVカットになっています。そのため、深いVネックのお洋服やシャツなどにも合わせやすいです。
バストのトップを中心に寄せて大きくみせるよりは適切な位置におくことによって、着痩せ効果が見込めるタイプの形になります。
バスト全体を包むドロップ型のデザインで、デコルテ下あたりに段差を作らないので、身体の表面になめらかな曲線を描きます。Tシャツなどの薄手のトップスと合わせた時にブラジャーの浮きが目立ちません。
このようにブラジャーには各々、デザイナーや開発者が考えた特性があり、それは洋服を着た時のフォルムの違いにも現れます。
「今日は会社でプレゼンがあるから、すっきりと着痩せしてみせたい」
「デコルテの開いたワンピースを着るから、デコルテをふっくらとみせることができる補正力の強いブラジャーを着よう」
そんな風にその日のファッションに合わせたブラジャーを選べるようになると、下着選びもおしゃれももっと楽しくなると思います。
その日のファッションに合わせたショーツ選び
yeniのショーツは全部で5種類。
ボトムラインが響きにくいのは特にソング、ビキニショーツ、ビキニレースショーツの3種類です。
ハイウエストショーツはお腹や腰回りをすっきりと見せることができるので、同じくハイウエストのパンツや身体のラインが出るトップスとスカートを合わせる際に身体のラインに段差を作りたくない時などにおすすめです。
色についてはもちろんベージュが一番透けにくいのですが、グレーも白色や肌色とのコントラストの差が小さいので、ベージュ同様肌の境界がわかりにくく、透けにくい色です。
ショーツもブラジャーと同じく、その日のファッションに合わせて選ぶことができるとおしゃれの幅が広がります。
前回のコラム
服の下までこだわる女たち
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